
フロアコーティングの施工手順とは?
フローリングは掃除がしやすいメリットがありますが、傷がつきやすく下に音が響きやすい問題があります。
そこでコーティングを検討してみましょう。
フローリングの上に施工してもらうことで、傷がつきにくくなり音も抑えられます。
傷があるときは補修する必要がある
住宅の床といえば、フローリングと畳があるでしょう。
最近のマンションとなると畳の部屋がなくなってすべてフローリングのところもあるようです。
どうしても畳の部屋が欲しい時は、フローリングの上から畳の素材のマットなどを敷くなどする人もいるようです。
フローリングは畳などに比べると掃除がしやすいメリットがありますが、傷がつきやすく音が響きやすいといった欠点があります。
マンションだと下に住んでいる人への影響を考えないといけないので、何らかの工夫をしようと考えるかもしれません。
その時に行いたいのがフロアコーティングになります。
単に表面を磨くワックスとは異なり、フローリング面の上に一定の層を作ります。
これによってフローリングそのものに傷がつきにくくなりますし、下の階に音が響くなども少なくなります。
その時の施工手順として、まずフローリング表面の状態をきれいにする必要があります。
新築などならきれいな状態でしょうが、それなりに住んでいると傷などがあるでしょう。
傷を残したままだと良くないので、傷の補修を行ってから施工をしていきます。
過去にワックスを塗っているのであればワックスを剥がす作業も必要になります。
ワックスはあまり塗っていなければそれほど厚くないでしょうが、何度も塗っているとそれなりの厚さになっています。
ワックスを剥がすための薬剤などを利用して、表面をきれいにします。
きれいな状態になってから実際に施工をしていきます。
他の部分に影響しないよう養生をする
引越しなどをするとき、そのまま荷物を出し入れしようとすると柱や床などに傷がついてしまうことがあります。
これまで住んでいたところに傷をつけるのも嫌でしょうし、新たに住むところに傷をつけるのも嫌でしょう。
それを防ぐために行うのが養生の作業になります。
マンションであれば実際の住居以外にエレベーター、階段、エントランスなどにもきちんと行ってそれらに影響しないようにしておきます。
最初にきちんと行っておけば、その後比較的荷物が運びやすくなります。
いろいろな作業において養生作業が必要になりますが、フロアコーティングの施工手順においても必要になってきます。
フローリングがきれいな状態になったのであれば、施工前に養生をする必要があります。
単に床に行うだけのように感じますが、薬剤などが壁や扉、その他の部分につくと大変です。
一度ついてしまうと簡単に取れないものもあるので、後々その後が汚れとして目立ってしまう可能性があります。
行う前にきちんと養生をしておけば、仮に壁などについてしまっても養生を外せばきれいな状態をキープすることができます。
一つの部屋のコーティングのみであればその部屋だけ行いますが、その他の部屋でも行う必要があるなら廊下なども行うようにします。
又、コーティング剤を持ち運ぶ可能性がある床なども養生しておくようにしましょう。
玄関から廊下を通って運ぶのであれば、その経路に養生をしておきます。
たれ落ちたりするのを防ぐことができます。
適切な素材を選んでコーティングをする
新築の住宅を購入したとき、すべての設備が新品です。
引越しなどでバタバタした後でも、すべての設備がピカピカの状態なので、これからの生活が楽しみになってくるでしょう。
ただ住み始めるとどんどん傷もつくでしょうし汚れなども付くようになります。
ですからできることを事前に行っておけば、きれいな状態を保てるかもしれません。
フローリングの床においては通常はフローリング材が使われています。
木材などが直接取り付けられているので、何かを落としたりしたら傷がついてしまいます。
フロアコーティングをすることで、直接フローリングに傷をつけずに済ませられるようになります。
施工手順として、まずはフローリングの上に下地を流していきます。
コーティング剤との密着性を高めるために必要になり、塗った後は乾くまで一定時間待ちます。
下地が乾いたらコーティング剤を塗っていきます。
業者に行ってもらうことが多いですが、コーティング剤にはいくつかの種類があります。
アクリル系であったりウレタン系、シリコンなどもあります。家族構成やその部屋の使い方によって適した素材を選ぶと良いでしょう。
後はコーティング剤を塗って乾くのを待つのみになります。
この時にしっかり乾かさないとでこぼこの状態ができたりするので、じっくり待つ必要があります。
業者が行ってくれる時は、終わるまで入室しないように言われます。すべてが完了したら部屋に入れます。
メンテナンスの方法などを聞くようにしましょう。
新築なら傷はないでしょうが、ある程度住んでいるなら傷があるかもしれません。
まずは床の傷を修復します。いろいろな材料を使うので、それらの材料がつかないよう養生を行います。
下地を塗った後、コーティングの素材を塗っていきます。