
フロアコーティングをした後に重曹で掃除してもいい?
床をきれいに保つ事が出来ると言うことで、現在ではフロアコーティングを行う人も珍しくありません。
ただ、全く手入れをしなくても良いわけではないし、何よりどんな手入れをしてもきれいな状態で維持できると言う訳でも有りません。
例えば、適していない誤った方法で手入れをしてしまうと、床材自体を傷つけてしまったりする事すらあります。
では、実際にはどのような手入れをすると良いのでしょうか。
おすすめの方法はあるのでしょうか。
水ぶきでもきれいにする事が出来る
一般的なワックスがけをしている床の場合は、水拭きをするとワックスがはがれてしまうとか、気を付けなければならないと言われる事も多々あります。
ただこれは半分正解で、半分不正解だと言って良いでしょう。
実は、ワックス自体は固く絞った雑巾であれば使ったとしてもそれ程問題はないからです。
しかし力を入れてこすってしまうとワックスがはがれてしまうので、結果的に床を傷めてしまったりする事にもつながりかねません。
そこで便利なのはフロアコーティングで、これを利用すれば光沢のある状態を長時間維持する事が出来るだけでなく、傷をつきにくくする事も出来ます。
勿論水拭きもできるし、ワックスを利用している時よりも傷がつきにくいので、雑巾がけの力加減も必要以上に気を付ける必要がありません。
だから、現在ではリビングだけでなく、ダイニング等の汚れやすい箇所にも、あらかじめコーティングを施している住宅も増えてきている状態です。
汚れが付いてしまった場合はどうすべきか
通常、フローリングの床に汚れが付いてしまった場合、そのままにしておくと汚れが付着して取り除きづらくなってしまうため、できるだけ発見したらすぐにきれいにするようにします。
一般的に掃除をする場合は、まずはドライタイプのペーパーモップできれいにします。
掃除機でも掃除は可能ですが、ゴミを引きずってしまったりする事も有るので、ぺ-パーモップの方が無難です。
そして表面のホコリなどを上手に取り除いたら、雑巾を利用してきれいにしましょう。
また、水拭きではどうしてもきれいにならない場合は中性洗剤を利用し、それでもきれいにならないならアルコールを利用します。
さらにそれでも無理な場合はアルカリ性の洗剤などを利用するといった、徐々に使うタイプの洗剤を強くしていくと言う方法が基本です。
また、その場合はなるべくきれいに洗剤等を取り除く事も必要です。
その成分が床の上に残ったままにしてしまうと、時にはコーティングが変化してしまう事もあるからです。
また、床によってはコーティング剤との相性が良くないと言うことからそもそも使えないタイプの洗剤類もあるので、その点には注意しましょう。
重曹は万能と言う訳ではないので注意する
環境に優しいと言うことから、重曹を掃除に利用する人は決して少なくなく、いつも常備している人も大勢いるでしょう。
粉のままでも利用することができるし、水に溶かして利用する事も出来ます。
だから上手に活用すると水拭きではきれいにならない汚れ等も簡単に取り除く事が出来ます。
だから掃除グッズの中でも万能アイテムと思っている人もいるかもしれませんが、実はちょっと注意した方が良い場合も有ります。
実は、通常家庭の汚れに対しては万能に働いてくれると思われている重曹ですが、フロアコーティングをしたものに関して言えば、時には新たな傷等のトラブルを起こす原因となりかねません。
その原因の一つが、高い研磨力です。
この力があるので汚れに直接振りかけるときれいにする事が出来るのですが、実は、コーティングした所に振り掛けてこすってしまうと、コーティングに細かな傷がついてしまう可能性があるのです。
ただ、全てのコーティング剤で悪影響があるとか、傷をつけてしまう、トラブルが発生してしまうと言う訳ではありません。
ですから、実際に利用したい場合はコーティングを施工してくれた会社の方に、掃除に利用しても良いかどうか、問題があるかどうかを問い合わせておくと良いでしょう。
コーティングを施した床は非常に丈夫で、傷がつきにくい状態になっています。
とはいえ、全く掃除をしなくても良いわけではなく、適宜掃除をする必要があります。
また、コーティングをしておけば薬品の影響を全く受けないと言う訳ではなく、表面に残っているとコーティング剤を変質させてしまう可能性もあります。
また重曹自体は研磨力が高いため、こびりついた汚れを取り除こうと表面に振り掛けてこすり取る様な作業をしてしまうと、床に無数の傷が出来てしまう事もあるのです。
なので、まずは無理に取り除かなくても済むように、汚れたらすぐにその汚れを取り除くようにします。
きれいに拭き掃除をする際は、コーティングに傷をつけてしまわないように、力加減にも注意すると良いでしょう。
さらにコーティング剤によっても特徴が大きく違うので、余計なトラブルを起こさなくても済むように、拭き掃除や洗剤、薬剤を利用して掃除をしたい場合は、あらかじめコーティングを行ってくれた業者に問い合わせておく方が安心です。